お金持ちが無意識で選んでいる、持ち物の共通点とは?
お金持ちと普通の人って、持ち物にどんな違いがあると思いますか?
お金持ちのイメージというと、高層マンションに住み、高級車を乗り回し、ブランドものをたくさん持っているなどの派手なイメージが強いかもしれません。
しかし派手な暮らしをしていれば目立つので、そういったお金持ちが目につきやすいだけで、実際のお金持ちは少し事情が違うようです。
今回は、そんな富裕層がどんな持ち物をもっているのかをご紹介します。
普段は関わることのないライフスタイルをぜひチェックしてみてください。
目次
必要最低限しか持ち歩かない
お金持ちは「所有はコストである」ことを理解しています。
・金銭面でのコスト
物の所有はそれだけで様々なコストを支払うことになります。
物を所有するためには当然お金を出費しなくてはいけません。
広い家や車など、維持費や場所代で絶え間なく資産をたれ流すものは特に注意が必要です。
また、お金持ちが高価な物を買う時は、所有欲を満たすためではなく投資であることが多いのが特徴です。
普通の人は見栄を張るためや、自分の欲を満たすためにブランド品にお金を「消費」します。
一方、お金持ちは一見豪華な買い物をしているように見えても、後に値上がりが期待できる土地に家を立てていたり、貴重な時計や絵画であったり、「投資」であることが多いのです。
・時間
そういった目に見えるコスト以上に本当のお金持ちが意識していることは「時間」です。
お金持ちにとっては自分の時間こそが最大の資産です。
「スティーブ・ジョブズは毎日同じ服を着る」という有名なエピソードがあります。
毎日の意思決定の時間を短縮することで、より重要なタスクへ時間を集中して使うことができるのです。
これはジョブズに限らず、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグなど、近年のお金持ちにはミニマリストが多いのが特徴です。
物の管理を減らすためには、不必要な物を買わないだけでなく、不要なものを捨てることも重要となります。
お金持ちの持ち物の共通点
お金持ちの持ち物にはあらゆるところで
・無駄を省いている
・出費ではなく投資になっている
の2つの特徴があります。
時間の無駄を生む持ち物の一例として、小銭があります。
支払い時に小銭でじゃらじゃらと数えていては時間の浪費となるでしょう。
そのため、富裕層は現金を基本的にはもっておらず、カードで支払うのです。
若い富裕層の間では電子決済もよく使われます。
またスケジュールやメモも秘書に全てまかせたり、スマートフォン1台に全て機能をまとめたりと、お金同様1つにまとめる傾向が強いです。
持ち物にも無駄がないように配慮されています。
時計や服装は自分のためではなく、相手を不快にさせないために所持します。
さきほどビル・ゲイツも服を選ばないと紹介しましたが、大事な商談のときにはスーツをきていたそうです。
彼らは自分を飾るためではなく、将来の利益のためにお金を使うのです。
そのためお金持ちは上質でも、相手を不快にするような派手なものは持ちません。
彼らの持ち物はいつもシンプルで、長く使えるように上質な物を持っているのです。
このように、富裕層の持ち物の一つひとつに時間を節約したり、支出以上の利益を生んだりする効果があることが分かります。
お金持ちが持っていたのは、ボロボロの財布
これまでお金持ちの共通点について一般化してきました。
「なるほど」と思いそのままマネしようとしている方に、実話をもとにした物語「天国おじい」(石川大智著)に出てくるお金持ちの話を最後に紹介します。
そこでは、ボロボロの財布をもったお金持ちが登場します。
そのお金持ちは貧しいころに妻からもらった財布を、33年も使い続けています。
財布よりメンテナンス代の方がかかっているので、節約のためではありません。
その財布には妻との物語があり、彼にとってはどんな高価な財布より意味のある財布なのです。
物語では「何を使うか」ではなく「どう使うか」が重要だと示唆されています。
お金持ちにミニマリストが多い理由もここにあります。
彼らは我慢して節約をしているのではなく、余計なものを省いて大切なものだけに囲まれているのです。
そして物やヒトを大切に扱う人間には「信頼」が集まります。
ビル・ゲイツが商談でスーツを来たように、相手を不快にさせないこと、信頼を得ることはお金になるのです。
いかがでしたか?
今回ご紹介したように、お金持ちの所有物と同じものを所有しても、あなたはお金持ちにはなれないかもしれません。
お金持ちのマネをするのではなく、所有物のあり方や思想をマネすることが重要ということですね。
興味がある方はぜひ参考にしてみてください。