自律神経を整える3つの柱「運動」「睡眠」「食事」
「自律神経を整えましょう」と巷でよく耳にしますよね。
そもそも自律神経とはなんでしょうか?
自律神経とは、血管や内臓器官を自分の無意識のうちに調整してくれるとても大切な神経です。
呼吸や消化、体温調節機能といった私たちの生命維持のためにかかせない役割をになっています。
この自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経は、身体を活発にさせる神経で、主に昼間に優位になります。
心臓の動きを促進して血行を良くし、血圧・体温などが上昇するためエネルギーが湧きます。
副交感神経は身体を休息させる神経で、主に夜間やリラックスしているときに優位になります。
心臓の働きを緩やかにするために血圧や体温が下がり、心身の緊張がほぐれます。
疲労回復できるのも、この副交感神経の働きがあるからです。
これら「交感神経」と「副交感神経」がバランスを取りながら働いているため、人はあらゆる環境に適応して生活することが出来ているのです。
自律神経は、人間関係や仕事での悩みなどの過度なストレスや不規則な生活習慣などが原因で乱れてしまいます。
自律神経のバランスが崩れると、頭痛や肩こり、めまいなどの不調などが起こります。
身体的な不調だけでなく、気分の落ち込みや集中力の低下、自信喪失など心の不調を引き起こすこともあります。
自律神経のバランスを正常に保つために、生活習慣を見直してみましょう。
運動・睡眠・食生活の3点についてご紹介します。
目次
自律神経を整える運動
適度な運動は、自律神経の調節機能を高めたりストレス解消に効果的なので自律神経の乱れを抑えることができます。
効果的な運動は、有酸素運動です。
ジョギングや散歩、スイミングやヨガなど、自分が無理なく行える運動を選択しましょう。
最適な時間帯は、朝と夕方です。
20~30分程度継続して行うと、効果を実感しやすくなります。
自律神経を整える睡眠
睡眠をとることは、自律神経を整えるためにとても重要です。
睡眠時は副交感神経が働いているため、心身の疲れを回復させ細胞の修復も行われます。
ただ寝ればいいわけではなく、質の良い睡眠をとることが大切です。
2つの点に注意してください。
・就寝前のスマートフォンは控える。
・部屋は出来るだけ消灯した状態で眠りにつく。
特に、就寝前にスマートフォンを長時間みてしまうとブルーライトによってストレスを受け、自律神経が乱された状態になってしまいます。
この状態で眠りにつくと睡眠の質が低下し、心身の回復がうまくいかず寝起きまで悪くなってしまいます。
その結果、集中力の低下など日常生活にも支障をきたしかねません。
自律神経を整える食生活
基本は3食なるべく同じ時間に食べて、様々な栄養素をバランスよく摂ることで自律神経を強化することができます。
特に意識したい要素は、4つあります。
・タンパク質(肉・魚・卵)
ストレスから自律神経を守ります。
・ビタミンC(野菜・果物)
タンパク質の代謝を手助けします。
・ビタミンB(貝類・レバー)
自律神経を安定させる効果があります。
・ビタミンE(アーモンド・マグロ)
乱れた自律神経により増加した活性酸素を減らします。
まとめ
自律神経のバランスを整えることは、私たちが日々心身ともに健康に過ごすために非常に大切です。
自律神経を整えるためには、3つの柱があります。
・適度な運動をすること。
・良質な睡眠をとること。
・バランスの良い食事をすること。
もし、心身の不調を感じているなら、普段の生活を振り返り改善できるポイントを探してみることをおすすめします。
ここでご紹介した生活習慣を継続して実践してみてくださいね。