2022年 今年の梅雨入りはいつ?梅雨明けは?

 

暖かい春が過ぎて梅雨が訪れると、ジメジメして憂鬱ですよね。
梅雨の時期はゲリラ豪雨などが発生し、お洗濯も気軽に干すことができずにヤキモキしている方もいるのでは?

 

2022年の梅雨入りはいつなのか、またいつ梅雨明けするのでしょうか。

降水量や気温だけでなく、そもそもどのようにして梅雨入りと決められているのかについても解説していきます。

 

目次

2022年の梅雨入り梅雨明けは早め

 

6月15日に東北地方の梅雨入りが気象庁から発表され、これで梅雨のない北海道を除くすべての地方で梅雨入りを迎えました。

東北地方では平年より3日遅い梅雨入りとなりました。

 

沖縄地方では平年より6日早く梅雨入りし、当初の予想では全国的に梅雨入りは早いと予想されました。

しかし関東甲信越地方を除き、すべての地域では平年と比べて遅い梅雨入りとなりました。

 

梅雨入りが遅れた理由は、北日本に停滞した寒気にあります。

この寒気が梅雨前線の北上をブロックした形となり、前線がなかなか日本付近にかからなかったために梅雨入りが遅くなりました。

 

以下が気象庁が発表した梅雨入りのデータになります。

地方令和4年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月4日ごろ6日早い1日早い5月10日ごろ5月5日ごろ
奄美5月11日ごろ1日早い6日遅い5月12日ごろ5月5日ごろ
九州南部6月11日ごろ12日遅い31日遅い5月30日ごろ5月11日ごろ
九州北部6月11日ごろ7日遅い31日遅い6月4日ごろ5月11日ごろ
四国6月13日ごろ8日遅い32日遅い6月5日ごろ5月12日ごろ
中国6月14日ごろ8日遅い33日遅い6月6日ごろ5月12日ごろ
近畿6月14日ごろ8日遅い2日遅い6月6日ごろ6月12日ごろ
東海6月14日ごろ8日遅い1日遅い6月6日ごろ6月13日ごろ
関東甲信6月6日ごろ1日早い8日早い6月7日ごろ6月14日ごろ
北陸6月14日ごろ3日遅い1日遅い6月11日ごろ6月13日ごろ
東北南部6月15日ごろ3日遅い4日早い6月12日ごろ6月19日ごろ
東北北部6月15日ごろ同じ4日早い6月15日ごろ6月19日ごろ

(気象庁HP)https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

 

では、梅雨明けはどうでしょうか。
梅雨の期間はおおよそ40~45日ほど続きますが、今年の梅雨明けはラニーニャ現象の影響で「早い」と予想されています。

 

気象庁が発表している去年と昨年の梅雨明け時期は以下の通りです。

 

地方平年昨年
沖縄6月21日ごろ7月3日ごろ
奄美6月29日ごろ7月3日ごろ
九州南部7月15日ごろ7月11日ごろ
九州北部7月19日ごろ7月13日ごろ
四国7月17日ごろ7月19日ごろ
中国7月19日ごろ7月13日ごろ
近畿7月19日ごろ7月17日ごろ
東海7月19日ごろ7月17日ごろ
関東甲信7月19日ごろ7月16日ごろ
北陸7月23日ごろ7月14日ごろ
東北南部7月24日ごろ7月16日ごろ
東北北部7月28日ごろ7月16日ごろ

(気象庁HP)https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

 

降水量は平年並み。でも暑い!

 

降水量は、平年並みであると予想されています。
しかし、梅雨は長雨が続くため雨量がまとまるので気を付けましょう。

 

一方気温は平年より暑くなる可能性があります。

特に6月後半には蒸し暑くなる恐れがあるため、熱中症にも気を付ける必要があります。

 

気象庁によると、去年の秋から続くラニーニャ現象が今年の夏にかけて継続する可能性が高いと発表しています。
夏にラニーニャ現象が発生すると日本付近では太平洋高気圧が勢力を広げやすくなるため、平年より気温が高くなる傾向にあります。

 

 

そもそも梅雨入りはだれが決めてる?

 

梅雨入りは各地の中枢にあたる気象台がそれぞれ発表しています。

なぜ発表しているのかというと、大雨への防災意識を高めるためです。
特に7月の梅雨末期には、雨量がまとまり災害の恐れが高まるので備えが必要です。

 

梅雨入りや梅雨明けに5日間程度の「移り変わり」の期間があります。

気象庁ではその中日を梅雨入り・梅雨明けと発表しています。

なので「~日ごろ」という曖昧な言葉を使っています。

 

この日付の発表は各地の予報官が数日から1週間程度先の天気を見て検討しています。

明確な定義があるわけではなく、発表した数値は「速報値」であり毎年9月ごろに「確定値」として修正される場合があるのです。

 

このようにこの時期の予想はバラツキが出ます。

後になって梅雨入りはもっと早かったと知ることも。

 

毎年なんとなくでも「この時期は梅雨入りする」と頭に入れておくことで、身を守る備えとなります。

お住まいの地域の最新情報をこまめに確認して行動するようにしましょう。