頭のいい人がアウトドアにハマる理由。

あなたの知っている頭のいい人や優秀な人たちは、スポーツなどで体を動かす趣味を持っている人が多いと思いませんか?

意識の高い人たちの間では、ジムやランニングを習慣にすることはもはや珍しくはありません。

 

そんな中でもマリンスポーツやカヤック、サイクリングなど、アウトドアを趣味にしている人たちに、高学歴やエグゼクティブが多い傾向があります。

 

では、なぜ頭のいい人たちはアウトドアにハマるのか?

「頭の良い人」と「アウトドア」の意外な関係についてご紹介します。

 

 

目次

本気のアウトドア好きには頭のいい人が多い

数あるスポーツやトレーニングのなかでも、アウトドアは体を鍛えるための単純な運動と異なり、総合的な優れた頭脳が必要となります。

 

登山やカヤックのような自然を相手にするアウトドアのアクティビティは、決まった動きをする器具とは違い、予想外の動きを要求されます。

そのため体だけでなく、脳も予想外の事態に対処するために様々な領域を使わなくてはいけません。

 

さらに器具の故障や天候の変化により、困った事態になった時にも総合的な判断をして問題解決ができる頭脳が必要となります。

こんな面倒なことを好んでするためには、ある程度脳の処理性能が高い必要がありそうです。

 

もっとゆったりしたキャンプのようなアウトドアにしても、コミュニケーション能力・様々な器具の知識・不測の事態への対処・1日の計画を立てるなどの能力が必要です。

 

このようにどんなアウトドアにも多少なりとも複合的な頭脳を使う必要があります。

そのため、複雑な思考が苦手な人は、アウトドアにのめりこんで心から楽しむことは難しいのかもしれません。

 

普段から余裕のある生活を送っている人でないと、脳にも余裕が生まれにくいです。

 

 

頭のいい人がアウトドアにハマる理由

アウトドアは、ロッククライミングのような過酷なものから、キャンプや天体観測にいたるまで、体を動かす以上に頭も働かさなくてはいけません。

優秀な人が虜になるアウトドアの魅力を3つ紹介します。

 

・考えることが多い

アウトドアは自然を相手にするアクティビティです。

そのため天気が突然くずれたり、器具が故障したりと様々なトラブルに見舞われます。

そんな時にすぐにあきらめてしまうようではアウトドアは楽しめません。

むしろ、そんな不測の事態こそがアウトドアの魅力でもあります。

優秀な人はそんな時こそ持ち前の好奇心と探求心を発揮して、楽しみながら問題を解決していきます。

 

・自分への挑戦

登山・サーフィン・スキーとアウトドアはどれも、基本は自然と自分との戦いです。

もちろん競技として誰かと競えるアウトドアもあります。

しかし、登山にしろランニングにしろ、誰かに強制されているわけではなく、いつでも辞められる状況から、あえて自分の限界に挑むことでどんどんアウトドアにのめりこんで行くのです。

 

・Awe体験

大自然の広大さを前に、自分の存在の小ささを体感することをAwe(オウ)体験と言います。

Awe体験をして自分のちっぽけさを感じている間、脳は謙虚でとても素直な気持ちになっていると言われています。

そこから誰かの役に立ちたいといった気持ちを大きくするのです。

頭のいい人は普段から、自然によって自分の小ささを感じ、社会性を大きく向上しているのかもしれません。

 

 

アウトドアで頭が良くなる3つのワケ

運動が頭脳や健康に良いことは数々の研究で明らかになっていますが、ジムや屋内活動より野外活動でより頭が良くなる理由を3つご紹介します。

 

・予想外の出来事で脳を刺激する

屋内活動では、安全に体を鍛えることができます。

しかし野外活動となると、突然天気がくずれたり、道を間違えてルートを再検索したりとハプニングがつきものです。

予想外の事態に出会うと、その場で問題を解決しなくてはいけないため、脳は様々なことを考え始めます。

毎日同じ場所、同じ器具では脳に刺激は与えられません。

たとえ問題が解決できなくとも、脳を刺激することが重要です。

 

・応用力を鍛える

野外では初めに持ち出した道具のみで問題に対処しなくてはいけません。

 

テントが壊れてしまい、手元にはガムテープしかない。

そんな状況であなたならどうしますか?

こうやって質問するだけでも、あなたの脳は様々なことを考えはじめているかもしれません。

テントの元の形状はどうだったのか?代わりになりそうな枝や支えはあるのか?置かれた状況と使える物資を総合的に検討して解決しようとするはずです。

途中で辞めることができないので、脳を懸命に使う機会となるでしょう。

 

・学びと出会いがある

スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学での有名なスピーチで「点と点を前もって結ぶことはできない。後で振り返った時にそれが線になっているのだ」と言っています。

野外活動では見たことのない景色や植物・生き物や人との出会いがあり、脳に刺激を与える機会が屋内に比べて格段に多いことは言うまでもないでしょう。

気になった事は調べることで知識となり、その知識から派生して興味をもち、自分の知らない一面に気づかされることもあるかもしれません。

その知識や出会いは一生役にたたないかもしれないし、あなたの人生を変えるかもしれません。

 

いかがでしたか?遊んでいるようですごく公私ともに良い刺激を与えてくれるアウトドアの魅力をご紹介しました。

この記事を読んでアウトドアの魅力に気づいた方は、まずはウォーキングからでも始めてみるといいかもしれませんね。