ビジネスマンのストレス解消法ランキング。医師がおすすめする方法も紹介

あなたは普段のストレスをどのように解消していますか?

飲酒や食事・運動など人それぞれに対策があると思います。

今回はみなさんがどのような対策を実際に行っているかに加えて、医師のおすすめ対策も紹介していきます。

仕事や環境によってできる対策は違います。

採用できそうな新しい発見があれば、ぜひ日頃のストレス対策に取り入れてみてください。

 

目次

ストレス解消の1位は「よく寝る」

 

メディケア生命の「ビジネスパーソンのストレス解消法」の調査によると、ビジネスパーソンがストレスがたまった時に行う対策として、3位「旅行する」2位「おいしいものを食べる」1位が「ぐっすり眠る」となっています。

 

若年層では「音楽を聴く」「映画を観る」「カラオケに行く」などのエンタメに関する解消法に多くの票が集まっています。

 

それに対して50代では、エンタメ系の解消法を採用しているビジネスパーソンは若年層の半分ほどとなっています。

他の年代と比較すると、50代のみ「お酒を飲む」が1.4倍ほどとなっており、全世代1位の「ぐっすり眠る」よりわずかに多い特徴がありました。

 

若い人はお酒をあまり飲まないとの話も聞きますが、20代~40代で割合に変わりはなく意外な結果となっています。

 

男女でも対策の仕方に差が出ています。

男性の場合「ぐっすり眠る」以外にはとくに特徴なく対策がまばらです。

しかし女性の場合は「おいしいものを食べる」「ショッピングをする」「家族に相談する」にはっきりと多くの票が集まっています。

「ショッピングをする」には他におもしろいデータがあります。

男性が買い物でストレスを解消するのは女性の半分程度なのですが、1回あたりの衝動買いの金額は女性のほぼ2倍となっています。

 

年代や性差により大きく差がでるストレス対策もありましたが「ぐっすり眠る」にはどの層でも多くの支持が集まっていました。

 

どうやって気持ちをしずめてる?

 

怒りを予防・制御することを目的とする「アンガーマネジメント」に関する書籍が流行しています。

アンガーマネジメントでは「イライラしたら○○秒数えましょう」といった具体的な対策から怒りへの考え方まで様々なメソッドが紹介されています。

こういった書籍がよく売れている背景には、現代人が怒りを持て余している土台があるのかもしれません。

 

ビジネスパーソンは実際にどのように気持ちを沈めているのでしょうか?

こちらもメディケア生命の調査となります。

1位「深呼吸をする」2位「コーヒーやお茶を飲む」3位「トイレに行く」となっており、どれも怒りと直接向き合うのではなく、一時的に怒りと距離を置くことで気持ちを沈めているようです。

 

女性では「お菓子を食べる」「同僚に愚痴を言う」などの、ストレス解消法と同様の「食物」と「共有」で対策することが、男性より非常に多くなっています。

 

私はストレスや怒りなど感情に良くないことがあればいつも運動をしています。

即効性があり優れた対策だと信じていますが、皆さんの対策と後述する「医師のおすすめ」両方で微妙な支持しか得ていませんでした。

 

ビジネスパーソンが行っている対策には「食べる」や「飲酒」のように副作用がある対策も上位にランクしていいますが、最後に医師のおすすめはどうなっているのか見ていきましょう。

 

医師がすすめる「室内」でできるストレス解消法

 

「医師がおすすめする、室内でのストレス解消法」として、医師だけでアンケートを取ったCanCam.jpによる調査結果を紹介します。

1位〜3位がほぼ同じ割合で「家族・同居人とコミュニケーションを取る」「美味しいものを食べる」「睡眠を取る」となっています。

 

実際行われているストレス対策と比較すると、どちらも睡眠が上位にきており、ストレス対策としてはマストと言えそうです。

 

驚きなのは、女性のストレス対策と医師がすすめる対策が、どちらも「食事」「睡眠」「共有」と見事に一致していることです。

男性ではストレス対策・アンガーマネジメントともに、他人との共有に関する対策が女性と比べて半分以下となっています。

これらのことから、女性の方がストレス対策が得意と言えそうです。

 

男性よりも女性の方がうつ病になる割合が多いのは世界的な傾向です。

ホルモンや社会的な格差など原因は様々あるようですが、その防御策としてストレスマネジメントが男性よりも発達しているのかもしれません。

 

共有することが苦手な男性は、弱みを見せることが嫌なのかもしれません。

しかし、せめて家族だけにでも愚痴をいったり相談をしたりすることで、有効なストレス対策を増やし、人生と仕事を好転させましょう。